選手会、球団側に統一球の検証を申し入れ
日本プロ野球選手会と12球団側との事務折衝が24日、甲子園室内練習場の会議室で行われ、選手会長の新井貴浩内野手(35)=阪神=が、昨季から導入された統一球の検証を申し入れた。
「去年から統一球になって、数字も出ているし、このままでいいのかと。各球団の選手に聞いても野手だけじゃなく、投手の方からも声が上がっている」と明かした新井。
発端は阪神、巨人の両球団が3月末に行ったメジャーとのプレシーズンマッチ。実際にメジャー球を打ち、統一球よりも飛ぶ感覚があったという。
昨季から導入された統一球の影響で本塁打は激減。チーム打率も軒並み下がった。ロースコアの展開が多くなったことが、ファン離れにつながるのでは、という危機感もある。
選手会の松原事務局長は「アメリカの選手よりパワーが落ちる選手が、メジャー球より飛ばないボールを使っている。その意味がわからない」と語った。
投手陣からも統一球の導入で一流投手の価値が損なわれているとの指摘もあったという。セ・パ審判の統一でゾーンが広くなったり、ハーフスイングの判定が厳しくなったなど複合的な要因もあるが、選手たちはボールの影響を肌で感じている。
広島の鈴木清明球団本部長は「選手会から面白みがないという話が出たが、それは12球団でも話している。12球団に持ち帰る」と話した。その上で「シーズン途中に変えるのではなく来年以降の検討課題になる」と語った。
(2012年4月25日)
http://www.daily.co.jp/baseball/2012/04/25/0005000518.shtml
5月24日閲覧